高校生からは、人前で話すといった児童館での活動が将来に役立つ経験となる、という前向きな意見も出てきた一方で、将来について不安を感じている意見が多かった。進学や就職など、将来のことについて、自由に選択できる機会や、相談できる機会を、子供が求めていると考えられる。<表現は原文のとおり記載>•様々なことにチャレンジしたい子も多く、子供は自分が活躍できる場を求めていると感じる。•一人ひとりの子供が居心地良く、様々なことを体験してもらう、そのような居場所づくりを目指している。そのために、「子ども委員会」もそうだが、普段の子供との会話の中で、子供自身がやりたいことを聴き取るようにして、子供の参画を心掛けている。•家でも学校でもない場所なので、子供は安心して様々なことを話してくれている印象がある。•ドッジボール大会を定期的に開催する。様々な地域から多くの子供が集まり、小学生から高校生まで混ざって楽しそうに遊んでいる。異年齢だが皆で遊べる場所として子供は認識しており、気軽に来られる居場所となっている。<ヒアリング実施後の感想・意見>•ヒアリング実施後は、「大人がしっかり話を聴いてくれて嬉しかった。」、「あまり親とかに話せないことを言える機会を増やすのは良い事だと思う。」といった感想や、「一人ひとりでしゃべった方が言いやすかった。お話ししたのはよかったと思った。」という意見も寄せられた。29高校生◆進学/就職/将来のこと•将来のことが不安。AIが職を奪っていくのではないか。就職できるとは思えない。大学に行って学問をしてそれからどういう就職ができるのか。親と学校以外で相談できる機会がほしい。•周りの人は夢を持っているが自分だけがない。数学が楽しいので、数学を突き詰めたい。その先が分からない。•いろいろな仕事をしたい。正社員とフリーランスの両立ができると良い。行動の選択を広げるような機会がほしい。•親からは「私立には行かせられない、早く独立しろ。」と言われている。入りたい大学に全員入らせるのでも良いのではないか。•遊んでいる時は受験勉強から離れられる。遊びといっても、人前で話をすることなど、児童館での経験は将来に役に立つと考えている。児童館の館⾧・スタッフのご意見子供との対話①(子供の居場所におけるヒアリング)a児童館・コミュニティセンターなどの公共施設
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