感覚過敏だからこそ抱えている困難や不安などの心情や、勉強に関する意見が多かった。子供は様々な困難や不安を抱えているが、共感することの重要性を感じている様子。また、一人じゃないと感じることで、安心感を得られる傾向にあると考えられる。集中できることがあると、安心感につながると考えられる。<表現は原文のとおり記載>•今回のヒアリングを見て、以前より主語が「自分」ではなく「他者目線」が含まれた回答が多くなっていた。友達との関係に悩んでいた時期もあったが、少しずつ視野を広げられ、他者への配慮を意識できるような生活を歩めていると感じた。•教室では、大人が出しゃばらずに、子供の意思を尊重している。•先生でもなく、友達でもなく、他人の兄、姉、近所の人のイメージで接す•不登校になってしまうことは悪くないが、不登校になってから支援につながるまでに時間がかかってしまうと、勉強しない時間が⾧くなり、学力が低下してしまう。その後支援につながっても学力を取り戻して、更に上げていくまでに時間がかかる。そのため、不登校になってからなるべく早めに支援につながるスキームの確立(学校や行政との連携等)が必要だと思う。35<ヒアリング実施後の感想・意見>•「今日のような意見を言える場所が増えると、もっと誰もが住みやすく、過ごしやすいまちになると思う。」、「不安だったことや悲しかったことなどをなくすことができて、自分の考えを言えて良かった。」といった、ヒアリングに関する前向きな感想や意見が多かった。るようにしている。フリースクール②◆心情(困難や不安、安心できること)•感覚過敏でとてもびっくりするので行けない場所が多いことで困っている。同じことで困っている人がいても、自分の対処方法が合わないこともあるので、教えない。「そうだよね」と共感するようにする。•小学校の工作の時間で、皆が別の教室に行ってしまった時に不安になった。一人でいても置いてけぼりじゃない、諦めず出口を探せば落ち着ける。•問題を解く時など、他の人もまだ終わっていないと分かった時に、自分は一人ぼっちではないと感じられるので安心する。◆勉強•家でひたすらかけ算をすると集中できるので、安心できる。できないことがどうすればできるようになるかが分かれば安心することができる。•数Ⅲを始めて、良い感じに進んでいて、「極限」も意外と理解できていることで安心できている。自分の楽しみはみんなに当てはまらないが、同じ思いをしている人がいれば共有したい。運営者のご意見子供との対話①(子供の居場所におけるヒアリング)dフリースクールなど義務教育を行う学校以外の学びの場
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