チルドレンファーストの社会の実現に向けた子供政策強化の方針2023
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•どのような場所で•どのような行動をとった結果•どのくらいの高さから転落したか•ケガ時の敷地面の素材は何か•どんなケガに至ったか「変えられるもの」を3つの着眼点から取り組み、予防策を強化変えたいもの変えられるもの例)保護者に「子供から目を離さないように」と注意喚起をしても、ずっと子供から目を離さないことは不可能変えられないもの・子供の年齢、性別・大人の永続的な見守り・天気や時期など(資料)西田佳史、北村光司「学びとデータ分析で学校での事故を防ぐ」を基に作成子供のケガや事故が起きないようにしたい・素材の固さ・物の配置など「変えられるもの」のアプローチから事故予防を考え、実現可能で効果的な事故予防に取り組む。○このためには、「変えられるものを変えていく」という視点の強化が重要○「変えられるもの」は3つの着眼点(行動変容・環境改善・効果検証)に基づき検討し、事故予防策の実効性を高めていくことが必要「変えられないもの」のアプローチから事故予防を考えると効果的な事故予防につながりにくい。38○「3つの着眼点」に基づき、エビデンス・ベースの事故予防策を展開し、子供の事故が起きにくい環境づくりを推進SNS等を活用し、社会全体で「子供を事故から守る環境をつくる」気運を醸成ユーザー目線で効果的なツールを活用し、子供の事故予防策について、子育て家庭への普及啓発を実践するとともに、子供に対する安全教育を推進子供の事故について、毎年度特徴や傾向を取りまとめ、アニュアル・レポートとして都民に分かりやすく発信子供の事故情報をデータベース上でオープンデータ化し、産官学民の連携による製品開発を促進子供の事故実態や行動特性の分析など、子供の事故予防に資する基礎研究に取り組み、事故予防の新たな知見を創出企業や研究機関等によるデータ活用の成果のフィードバックを受け、弾力的に事故データをスケールアップ最新の事故データを活用しながら、事故予防策の効果検証の手法を開発し、事故予防策の実効性を強化4子供を事故から守る環境づくり政策強化の方向行動変容行動変容環境改善環境改善効果検証効果検証課題分析<有識者からの意見>大人の注意力や子供への呼びかけだけで事故を減らすことはできず、具体的な事故の状況が分かる情報を収集し、科学的に分析した上で解決策を導き出すことが重要○繰り返される事故を減らすためには、事故情報の収集・分析により事故の発生要因を明らかにした上で、事故予防策を考えることが必要

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