チルドレンファースト 子供政策の加速に向けた論点整理
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2「チルドレンファースト」の社会の実現に向けて○子供は、大いなる可能性を秘めたかけがえのない存在です。「子供の笑顔」には、家族を笑顔にし、周りにいる人々をも笑顔にする力があります。社会に希望と活力を与える源である「子供の笑顔」があふれる都市を実現するため、東京都こども基本条例を踏まえ、子供を客体でなく、主体として捉え、生まれてから幼児期、学童期、青年期など、ステージを通じた一貫したサポートにより、誰一人取り残すことなく、健やかな成長を社会全体で後押ししていかなければなりません。○子供への投資は、未来への投資そのものです。東京のまちや行政サービスが、ユーザーである子供にとって最適な環境になっているか、都の政策全般を大人目線ではなく、子供の目線に立って徹底的に捉え直すという価値観の転換、マインドチェンジを図り、福祉や教育といった政策分野の垣根を越えた発想で新しい子供政策を果敢に創り上げ、実践していく。我々が目指す「チルドレンファースト」の社会を実現するため、都は、本年4月に子供政策連携室を立ち上げました。○子供政策連携室を核に、都庁を挙げて子供の参加や対話を通じた取組を推進するとともに、組織を越えたチームを立ち上げ、分野横断の取組や先進的な取組に着手するなど、機動的に推進しています。また、来年4月には、国において「こども家庭庁」が設置されるなど、今まさに子供を政策の中核に据える動きが進んでいます。○今回の「チルドレンファースト子供政策の加速に向けた論点整理」において、子供を取り巻く様々なデータや有識者の意見、国内外の事例等を整理しながら、取組の現在地と、都の子供政策を加速するための政策強化に向けた具体的な方向を示し、子供政策の更なる加速につなげてまいります。

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