チルドレンファースト 子供政策の加速に向けた論点整理
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•有識者からの提言日本語学習においては、➀円滑な学校生活、②思教科学習には、日本語力と母語力のバランスが重要子供の母語や母国文化に対する理解不足が、親子子供が安心して学べるように、長期的な伴走型の支○「何を目標に、どのくらいの期間、どのような内容を、どのように教えるか」という視点から、日本語学習支援や指導を計画的に実施することが求められる。○日本語力も母語力も不十分な子供は、読解力が身につかず、教○保護者の母語が日本語ではない場合は、その母語を家庭内で大切にすることで、子供の心の安定や自尊心、健全なアイデンティティにつながる。○子供とその保護者が、学校面や生活面で、分からないことを気軽に聞ける相手が求められる。また、同じような境遇の仲間と出会えるような居場所が、子供の安心につながる。科学習についていけなくなる傾向がある。ドイツには移民の背景を持つ人々が多く住み、ドイツ政府は、こうした人々がドイツ語やドイツの文化・歴史・伝統・習慣・法制度を体系的に学ぶための「統合コース」を設けている。このコースには、子供に学校の宿題を教えるための保護者用のクラスもある。イギリスには、外国につながる子供を対象とした「補習校」が数多くある。子供は通常の学校に加え、週末の半日等、補習校に通い、母語や母国文化などを学ぶ。補習校の種類は、日本やポーランドなど国・地域別、文化別、宗教別など様々である。補習校での経験は、子供の自己のルーツへの理解や尊重、自我の形成に役立っている。(出典)ロンドン・ハーロウ区ホームページ(出典)ドイツ連邦移民・難民庁ホームページ22日本語を母語としない子供考力の発達、③自己実現という段階に応じた、きめ細かい支援が必要間のコミュニケーションや日本語習得に影響援が必要【在住外国人等に対するドイツ語教育【母語・母国文化を学ぶ~ドイツの事例~】~イギリスの事例~】

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