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これまで私は、都議会をはじめ多くの方々と協力しながら、首都の移転に断固反対であることを、再三再四、力説してまいりました。
しかし、衆議院の「国会等移転特別委員会」では、先月、こうした運動・世論を全く無視し、2年後を目途に移転先候補地を絞り込むという、愚にもつかぬ決議を採択しました。この決議は、一言の議論も交わすことなく採決するなど、手続き面でも、極めて乱暴なものであります。選挙を前にして、委員会活動を記録に残すための、国民を愚弄したアリバイづくりでしかありません。
これ以上不毛な議論にエネルギーを浪費するより、東京圏の遅れている社会資本整備に国をあげて力を注ぐことが、我が国の将来にどれだけ有意義であるかは、火を見るより明らかです。
重ねて訴えます。首都移転は、一刻も早く白紙撤回されるべきです。
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