新型コロナウイルス感染症対策に係る東京都の取組-第1波から第6派までの状況-
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-36-<変異株スクリーニング検査>•東京iCDCでは、都内での変異株の発生状況を把握するため、令和2年12月に「新型コロナウイルスのゲノム解析に関する検討チーム」を立ち上げるとともに、東京都健康安全研究センターで都内における遺伝子変異の有無のスクリーニングを開始(令和3年2月以降は民間検査機関等でも変異株検査を実施)•都では、アルファ株やデルタ株といった変異株に対応するスクリーニング検査を実施してきており、東京都健康安全研究センターにおいて、令和3年12月には、独自の手法によるオミクロン株対応の変異株PCR検査をいち早く開始。BA.2系統の変異株PCR検査についても、令和4年1月から開始(2)成果と課題•都は、国の通知等を踏まえ、検査体制整備計画の見直しを行い、機動的に検査需要に対応できる検査能力を確保。引き続き感染状況等に応じた検査体制を機動的に確保する必要•また、全ての診療・検査医療機関の公表を行ったことにより、よりスムーズな受診体制を確保•水際対策としてのPCR検査キットの配布は、感染拡大防止に資する取組であった。また、無症状濃厚接触者への検査キット配布は、医療機関からは検査・受診の集中の緩和に繋がる取組として評価•集中的検査の対象及び実施頻度を適宜拡充し、医療機関・施設等職員の感染の早期発見・受診に繋がり、患者や入所・利用者への感染防止に資する取組を実施•感染の不安を感じる場合やイベント・旅行等に際しての陰性確認検査など社会経済との両立のための検査の機会を提供•新たな変異株が発生する中において、変異株PCR検査手法を都独自に開発し、流行状況を監視するともに、広域的な視点から近隣県等とも検査手法を共有検査体制の整備②

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