-48-ワクチン②<住民接種促進に向けた都の取組>•住民接種の推進のため、都は、区市町村の集団接種会場用に都有施設を無償で貸与したほか、個別接種を担う医療機関がワクチン接種に専念できる環境を整えるための協力金を支給•接種に携わる医療従事者を確保するため、東京都看護協会と連携した筋肉内注射にかかる実技研修、医師・歯科医師を対象に求人情報を提供する「ワクチン接種人材バンク」の設置、東京都薬剤師会の協力による大規模接種会場への薬剤師の派遣、区市町村等の要請に応じた、都立・公社病院からの医療従事者の派遣等の取組を実施•国から区市町村へのファイザー社製ワクチンの供給が停滞した際は、都大規模接種用に割り当てられたワクチンの約3分の2を区市町村に提供•令和3年6月以降、警察・消防職員を対象とした築地会場を皮切りに、エッセンシャルワーカー等を対象とした都大規模接種会場を設置・順次増設(延べ21か所、予約なしで接種可能な会場もあり)•令和3年11月にはTOKYOワクションによる接種促進キャンペーンを展開23回目接種•令和3年11月、東京都医学総合研究所による抗体保有調査により、中和抗体価は、2回目のワクチン接種から7か月程度経過すると全ての年代で低下すること等が明らかになったことから、追加接種に関して、地域の状況や感染リスクに応じた柔軟かつ弾力的な対応、ワクチンの安定供給や前倒し接種などを検討するよう、国に要望•令和3年12月、都内において3回目接種が開始され、12月中に都大規模接種会場を2か所開設、その後順次増設するとともに(計14か所)、区市町村の意向を踏まえ、接種対象を順次拡大•令和4年2月にワクチンバス(移動式接種会場)の派遣を開始し、高齢者施設、山間地域、障がい者施設等に派遣。また、都の大規模接種会場の一部で3月から親子接種を開始•令和4年4月からは、若者世代への接種推進のため、企業・大学、飲食店等への働きかけ、3回目接種の効果などを発信する戦略的広報等を実施3中和抗体価の測定•東京都医学総合研究所で、都立病院関係者を対象に抗体価を測定し、2回目接種から7か月程度経過すると抗体価は低下するものの、3回目接種により増加し、4か月程度経過した後も高く維持される傾向があるなど、3回目接種の重要性について確認
元のページ ../index.html#50