東京ベイeSGプロジェクト
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•歴史を振り返ると、東京の礎を築いてきた先人たちは、「持続可能性」を希求し、先見性と確固たる信念、絶え間ない努力で幾多の困難を乗り越え、ビジョンを描いてきた。•「日本資本主義の父」と呼ばれる渋沢栄一は、「国全体が豊かになるためには、経済発展の利益を独占するのではなく、社会に還元することが大切である」という考えのもと、持続可能な社会の実践に努めた。•関東大震災後、「帝都復興計画」を策定した後藤新平は、人の流れや物流の変化など、50年・100年先の未来に住む人々を見据えた都市づくりを進めた。•感染症と気候変動という2つの危機に対処しながら、ポスト・コロナにおける都市モデルを描くに当たっては、偉大な先人たちの精神を受け継ぎ、「持続可能性」と「経済・金融」を両立するため、最先端の「DX」を鍵に、50年・100年先を見据えた都市のあるべき姿を描いていく。•この考えのもと、本来の「ESG」(Environment,Social,Governance)の概念に加え、以下の想いを込めて、「東京ベイeSGプロジェクト」として検討を進める。2危機を乗り越え、50年・100年先の未来の東京を創る~偉大な先人たちの精神を受け継ぐ~e:環境(environment)に加え、エコロジー(ecology)、経済(economy)、新時代を切り拓く画期的な技術(epoch-making)SG:渋沢栄一、後藤新平の精神を受け継ぐ(Shibusawa、Goto)後藤新平(写真:国立国会図書館)渋沢栄一(写真:国立国会図書館)

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