2013年8月27日から9月2日まで、ジュニアスポーツアジア交流大会が東京で開催されました。今回の大会では、事務局のインターンとして二人の大学生が文化交流イベントでの引率を体験。その時の様子をレポートします。
参加者全員が積極的に取り組んだ書道体験
こんにちは、インターンの関谷桃子です。
私は交流大会に参加するシンガポール、ヤンゴンの選手団を都立井草高校に引率しました。学校に着いて参加者の代表から挨拶があった後、学校案内を井草高校の生徒さんにしていただきました。シンガポールの高校生は特に茶道室や書道室に興味を持った様子で、写真をたくさん撮っていました。また、だんだんと緊張もなくなってきたのか、日本の高校生と話をしてとても楽しんでいる様子でした。柔道場に入るときは、皆さんがきちんと礼をしていて、柔道に対する熱意と誠意を感じました。
学校見学の後は書道部による書道体験が行われました。各テーブルに書道部員がついて、お手本を見せながら書道を教えていました。シンガポールでも中華系の学校では書道を学習することもあるそうで、やはりアジアだなと感じさせられました。参加者全員が笑顔を見せながら書道をしていて、本当に楽しんでいる様子が伝わってきました。日本の高校生も、身振り手振りで一生懸命教えようとし、またそれに参加者も答えようと積極的に取り組んでいました。皆で仲良く書道をしている姿を見て、国は違っても同じ高校生なのだということに改めて気づかされました。記念として自分の好きな字をうちわに書いて持ち帰ってもらいましたが、出来上がったものを見た参加者は顔をほころばせて喜んでいました。
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シンガポール、ヤンゴンの選手団との記念撮影
昼食会の後、井草高校の生徒さんから応援の旗をもらい、記念撮影をしました。そこでは多くの参加者が井草高校の生徒さんと写真をとったり連絡先を交換したりして、別れを惜しんでいました。短い時間でしたが、お互いよい経験ができたのではないかと思いました。
今回の引率で、違う国同士が交流することは新しい考え方を持つきっかけになるのではと思いました。交流することで、「外国人」というように突き放した見方をするのではなく、国は違うけれども同じ高校生で自分たちと変わらないのだ、という見方に変わると思います。それにより、他国の人々に対する抵抗が減り、もっと関わりたい、と思えるのではないでしょうか。これがまさにアジアをつなげる始まりだと思います。仲良く書道をしている姿、別れを惜しんで帰りのバスの中まで話にきた井草高校の生徒さんの姿を見て、どの国の高校生も何か外国の人に対する新しい考え方、見方を得ることができた貴重な経験をしたのではないか、と強く感じました。そんな学生たちの様子を間近で見ることができて、私自身も嬉しく思いますし、参加することができて本当に良かったと思っています。これからもアジアをつなげる一歩として、このジュニアスポーツアジア交流大会文化交流を続けてほしいと切に願っています。
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