第13回アジア大都市ネットワーク21(ANMC21)総会は、2014年にロシアのトムスクで開催されます。事務局は、1月に総会の準備のため初めてトムスク州を訪問しました。まだトムスクを訪問したことのない皆さんのために、今回は第13回総会の開催地トムスクの魅力をご紹介します。
雪景色の街並み
トムスクは、今年、市政410周年を迎えるシベリアで最も歴史のある都市です。人口約105万人のうち、およそ30%が24歳以下の若者で、街の住民の約4人に1人が学生という、若く活気に溢れた都市です。州内には7校の大学が立地し、教育・科学の中心地として発展をしてきました。
アジアと欧州の中間に位置する立地と、集積する大学・研究機関が輩出する若く優秀な人材、そして豊富な天然資源や豊かな自然環境に恵まれたトムスクは、こうした地域の資源を背景に、2005年にイノベーション分野の経済特区に指定されました。この特区では、ITやナノテクなどの分野を中心に、ロシアの他の地域と比べて、優遇税制の適用などによる有利なビジネス環境を提供しています。
また、州域内では2015年に完成予定の新たな工業団地の開発や街の中心部の再開発など、さまざまなプロジェクトが進行しています。
こうした地域の資源を活用した都市の活性化に向けた取組は、トムスクの魅力のひとつです。今後、ANMC21において共有されることが期待されます。
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トムスク州知事と面会
今回、私たちはセルゲイ・ジバーチキン州知事と面会する機会をいただきましたが、知事はトムスクの街について、「シベリア地域の発展に貢献してきた経験を、ANMC21の皆さんにぜひ紹介したい」語るとともに、総会については「アジアを代表する都市から皆さんをトムスクにお招きできることを嬉しく思う、大きな成果をもたらす総会にしたい」と力強く語りました。さらに、私たちの滞在中、現地のメディアの同行取材を受けるなど、ANMC21総会に対するトムスク市民の大変高い関心が伝わってきました。
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