明るい展望室で開催された絵画展
毎年、アジア大都市ネットワーク21(ANMC21)総会に合わせて開催されるANMC21展では、会員都市の子どもたちが共通のテーマで描いた絵の展示がとても好評です。今年のハノイでの21展会場でも、色鮮やかな子どもたちの絵は来場者の目を楽しませていました。その絵を、東京でも多くの人たちに紹介するため、東京都庁で「アジアの子どもたちの絵画展」を開催しました。
今年のテーマは「100年後のまちとくらし」。ANMC21では、将来のよりよい生活を目指し、廃棄物処理や環境、都市計画などの課題に協力して対応しています。そんなANMC21会員都市の子どもたちがどのような未来を思い描いているのか、よく伝わってくる絵が集まりました。ロボットを日常的に使用する生活や、自然と共存した都市を描いたものを見ていると、子どもたちも現在の大都市が抱える課題を良く理解しているだけでなく、子どもらしい豊かな発想力で、彼らなりの解決方法を考えていることが分かります。
また、同じテーマで描いた絵でも、都市ごとに色合いや表現方法が全く異なるのも印象的です。例えば、マニラやシンガポール、ハノイ、ジャカルタの子どもたちはとても鮮やかな色を使用することが多く、東京やトムスクの子どもたちは優しい色使いをすることが多いように思いました。気候や文化による違いがあるのかもしれません。
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