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アジア通信
第31号 2014年3月26日発行
子どもたちが想像するアジア大都市の未来を紹介
―アジアの子どもたちの絵画展を東京都庁で開催しました―

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明るい展望室で開催された絵画展

 毎年、アジア大都市ネットワーク21(ANMC21)総会に合わせて開催されるANMC21展では、会員都市の子どもたちが共通のテーマで描いた絵の展示がとても好評です。今年のハノイでの21展会場でも、色鮮やかな子どもたちの絵は来場者の目を楽しませていました。その絵を、東京でも多くの人たちに紹介するため、東京都庁で「アジアの子どもたちの絵画展」を開催しました。

 今年のテーマは「100年後のまちとくらし」。ANMC21では、将来のよりよい生活を目指し、廃棄物処理や環境、都市計画などの課題に協力して対応しています。そんなANMC21会員都市の子どもたちがどのような未来を思い描いているのか、よく伝わってくる絵が集まりました。ロボットを日常的に使用する生活や、自然と共存した都市を描いたものを見ていると、子どもたちも現在の大都市が抱える課題を良く理解しているだけでなく、子どもらしい豊かな発想力で、彼らなりの解決方法を考えていることが分かります。
 また、同じテーマで描いた絵でも、都市ごとに色合いや表現方法が全く異なるのも印象的です。例えば、マニラやシンガポール、ハノイ、ジャカルタの子どもたちはとても鮮やかな色を使用することが多く、東京やトムスクの子どもたちは優しい色使いをすることが多いように思いました。気候や文化による違いがあるのかもしれません。

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それぞれお気に入りがある様子

 会場となった東京都庁の展望室は、建物の45階に位置し、東京の街並みを360度見渡すことのできる有名な観光スポットです。東京都民だけでなく、地方や海外からの観光客も多く訪れるため、子どもたちの絵を紹介するには絶好の場所といえます。
 開催初日から、色とりどりの絵は訪問者の目を惹き付けたようです。早速多くの方たちが足を止め、絵に見入っていました。中には、自分の出身地の子どもたちの絵を見つけて喜ぶ観光客の姿もありました。2日目、3日目も、展望室を訪れた多くの方が、展示を楽しみました。

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すらりと並んだ絵は圧巻

 子どもたちの絵を見た方のコメントをいくつか紹介します。

  • 都市ごとに絵の雰囲気が全く違うのが面白い
  • 子どもたちの絵は夢があって、見ていると元気になる
  • 東京で自分の都市の子どもたちの絵を見ることができて、とても驚いた。また、東京と自分の都市の協力関係を知って嬉しかった

 訪問者からは、絵についてだけでなく、ANMC21の取組や、会員都市についても質問やコメントをいただき、ANMC21について多くの人に知ってもらえる良い機会となりました。今回絵を描いてくれた81人の子どもたちと、募集に協力してくださった各都市のスタッフに心からお礼を申し上げます。