英国では、2018年に孤独対策の総合戦略を策定するなど、先進的な取組を実施。○あらゆる世代において、コロナ前よりも不安が増している。内閣府「第3回新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査(令和3年6月4日)」を基に作成不安の増加(2019年12月、感染拡大前からの主な変化)全体10歳代20歳代30歳代40歳代50歳代60歳代70歳代以上健康32.422.921.526.530.736.143.749.8将来全般27.231.123.221.824.030.732.535.4生活維持26.716.727.329.434.529.420.014.4仕事19.916.027.624.824.620.09.22.8社会交流15.424.918.715.513.312.014.117.3増加してない18.915.716.816.418.419.123.322.4不安はない6.86.86.95.87.08.06.86.0コロナ禍では、あらゆる世代の人々が「孤独・孤立」に陥りやすい状況に○自殺者数は増加傾向。特に女性や若者の増加が顕著。(資料中・右)英国政府ウェブサイト2017年英国「孤独委員会」最終報告書より〇孤独を感じている大人が900万人以上〇経済損失年間320億ポンド(約4.9兆円)•新型コロナは、子供・若者、子育て家庭、高齢者、障害者、外国人、LGBTなど様々な人々の生活に影響を及ぼしている。•経済・雇用状況の悪化やリアルな「つながり」の制約等を背景として、望まない「孤独・孤立」の問題や、女性の雇用に大きな影響が表れる「女性不況」などの様々な課題が顕在化した。•「人が輝く」東京の実現に向け、人に寄り添った政策を強化し、誰一人取り残さず、人々が自分らしく活躍できる環境整備を進めなければならない。英政府「孤独戦略」の主な施策〇かかりつけ医による地域活動等の紹介○郵便配達員による見守り○コミュニティスペースの増設○教育への孤独問題の組込み○各省施策への孤独対策の視点の取り入れなど(公財)日本財団「『ダイバーシティ&インクルージョン』に関する意識調査」を基に作成D&I指数上位100社に占める国別企業数(抜粋)国名選出数国名選出数米国20イタリア6英国13ドイツ6オーストラリア9スイス3カナダ7ブラジル3フランス7日本3リフィニティブ「Refinitiv’sdiversity and inclusion top 100」(2020)を基に作成○日本では、障害者、外国人、LGBTなど、自身と異なる背景や価値観を持つ人に対して、心理的な壁を意識する傾向がある。「心の壁」を意識した対象多様性や受容性に価値を見出す企業が世界的に増加62.2%53.7%46.9%44.3%39.8%28.1%精神障害、発達障害、知的障害のある人に対して身体障害のある人に対して日本で暮らしている外国籍の人に対してLGBTQの人に対して高齢者(おおむね75歳以上の方)に対してミックスの人など、見た目が日本人に見えない人に対して心の壁を意識した経験がある心の壁を意識した経験はない普及啓発「Let’s Talk Loneliness」支援機関の情報や体験談などを効果的に発信英国における孤独対策の取組※D&I指数(ダイバーシティ&インクルージョン・インデックス)リフィニティブ社により評価、測定された、企業の多様性と受容性を示す指数○世界の企業約1万社を対象としたダイバーシティ&インクルージョン企業ランキングでは、上位100社に入った日本企業は3社にとどまっている。(資料)内閣官房「第1回孤独・孤立対策に関する連絡調整会議」参考資料より75.6%80.6%58.3%59.1%63.0%71.1%0%20%40%60%80%100%生活福祉資金の特例貸付(緊急小口資金)生活福祉資金の特例貸付(総合支援資金)各種保険料・年金保険料の減免国税・地方税納付の猶予電気・ガス・電話料金、NHK受信料等の支払猶予住居確保給付金(家賃)知らなかった知っているが、利用はしていない知っており、利用している(資料)野村総合研究所「コロナ禍で急増する女性の『実質的失業』と『支援からの孤立』~新型コロナの影響でシフトが減ったパート・アルバイト女性に関する調査~」(2021年1月19日)を基に作成コロナによる収入減世帯を対象とした各種支援策の認知・利用状況【シフト減パート・アルバイト女性】○行政等による支援策は、必要とする方に十分に知られていない。Diversity & Inclusion:人に寄り添った政策を強化し、誰一人取り残さず、全ての「人が輝く」東京を実現9-150-120-90-60-3003060901201506月7月8月9月10月11月12月1月2月3月4月5月R1年6月-R2年5月女性(670人)R2年6月-R3年5月女性(910人※)R1年6月-R2年5月男性(1,301人)R2年6月-R3年5月男性(1,497人※)(人)※R3年1月~5月は暫定値月別自殺者数の推移(都)3775359761143606715010002000R1年6月~R2年5月R2年6月~R3年5月30歳未満30-59歳60歳以上不詳(人)※R3年1月~5月は暫定値年齢別自殺者数(都)厚生労働省「自殺の統計:地域における自殺の基礎資料」を基に作成計2,407人計1,971人41.9%増
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