『未来の東京』戦略(ポケット版)
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大胆な展望により、持続可能な「未来の東京」を切り拓く過去の幾多の困難に対し、偉大な先人たちは、「持続可能性」を希求し、先見性と確固たる信念、絶え間ない努力で、東京・日本の礎を築いてきた。経済や社会が大きく変貌を遂げる今だからこそ、先人たちの精神を受け継ぎ、これまでの延長線にとらわれない大胆な発想で未来を構想し、果敢に挑戦を積み重ねていかなければならない。渋沢栄一私利を追わず公益を図る信念のもと、養育院の初代院長を半世紀にわたり務めるなど、約600もの社会貢献活動に尽力した。「道徳経済合一説」は、誰一人取り残さない、多様性と包摂性に富んだ持続可能な社会を追求する意味で、我々への示唆に富んでいる。養育院初代院長渋沢栄一(写真︓国立国会図書館)<1840-1931>4

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