『未来の東京』戦略
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教育のICT化への遅れにより学びの保障が問題化、取組の加速化が不可欠(資料)内閣府「新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査」(6月21日)を基に作成※調査期間:5月25日~6月5日回答数(東京):1,104人【東京都23区の回答】海外事例フィンランド感染拡大前から、すべての学校で1人1台端末を整備。学校閉鎖の2日後から授業をすべてオンラインで実施⃝教育用端末の配備状況は国際的に低い水準※…OECD「A framework to guide an education response to the COVID-19 Pandemic of 2020」⃝同時双方向型のオンライン指導やオンライン授業といった、ICTを活用した家庭学習の実施は不十分休業等により、子供・保護者双方に困りごと、ストレスが増大⃝対人コミュニケーションや学習、運動等の機会を喪失するなど、子供の日常が劇的に変化⃝「友達と会えない」、「学校に行けない」こと等が一因となり、多くの子供がストレスや不安を感じている。子供保護者OECD平均※1.25人/台都立学校都内公立学校3.9人/台4.7人/台(2019年度時点)(2019年度時点)⃝海外では、オンラインにより平時と同等のレベルで学習指導を行った国もあるなど、我が国の教育のICT化の遅れは顕著(資料)文部科学省「学校の臨時休業に関連した公立学校における学習指導等の取組状況について(4月16日)」を基に作成※臨時休業を実施する全国の1,213自治体に調査【文部科学省調査】全公立学校における休業中の学習指導方法(4月16日時点)教育委員会が独自に作成した授業動画を活用した家庭学習10%上記以外のデジタル教科書やデジタル教材を活用した家庭学習29%同時双方向型のオンライン指導を通じた家庭学習5%【内閣府調査】新型コロナウイルス感染症の影響下において、子供たちが経験した教育についての回答学校の先生からオンライン授業を受けている割合学校以外の塾や習い事でオンライン授業を受けている割合33.8%10%20%30%26.2%⃝困りごととして、食事作りなどの子供の世話が増えたことや、精神的負担やストレスの増大などが挙がっており、保護者もコロナ禍における子育てに負担を感じている。N=1,292(複数選択可)調査期間:4/30~5/5(資料)国立研究開発法人国立成育医療研究センター「コロナ×こどもアンケート中間報告」を基に作成調査期間:5/5・6(複数選択可)(資料)三菱UFJリサーチ&コンサルティング「緊急事態宣言下における日本人の行動変容調査」尾島有美「一斉休校等による子どもの生活への影響と保護者の負担感」を基に作成https://www.murc.jp/report/rc/other/survey_covid-19_200602/シンガポール従前から構築されていた、全土の小中高校が利用できる学習用プラットフォームを活用し、オンラインによる学習を実施7664515044020406080友達と会えない学校に行けない外で遊べない勉強が心配体を動かして遊べない(%)子供(小学生から高校生)の困りごと39353222161311010203040コロナへの不安集中力低下すぐにイライラする寝つきが悪い悪夢をよく見る孤独感自傷・家族等への暴力(%)子供(小学生から高校生)の心への影響28.225.425.723.522.27.510.047.134.234.934.531.318.513.349.527.727.526.220.836.612.246.620.516.611.412.619.77.236.015.310.46.38.49.43.90204060食事作りなど子供の世話が増えた子供がいて家事・買い物等がしにくい子育てによる精神的負担が増えたいらいらしたり子供につい当たることが増えた子育てによる身体的負担が増えた宿題や、勉強を見る時間が増えた自分の仕事に影響が出てきた乳幼児(0~2歳)(N=603)未就学児(3歳~)(N=556)小学生(N=833)中学生(N=483)高校生(N=489)(%)保護者の困りごと現在、教育のICT化を推進する「TOKYOスマート・スクール・プロジェクト」を当初予定から大幅に前倒して推進381

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