○令和元年東日本台風(台風第19号)では、これまで整備してきた護岸や調節池、下水道の貯留施設等がその機能を発揮し、効果が確認されたところであり、今後、予測される大型台風の頻発化に備え、建物や避難場所・避難経路の高台化などとともに、更に対策を強化していく。○また、台風や豪雨災害のほか、首都直下地震等の甚大な被害をもたらす災害に的確に対応できるよう、道路の無電柱化や、重要な道路沿いの建物耐震化、木造住宅密集地域の不燃化、都市インフラの耐震化など、防災都市づくりを更に加速していく。<令和元年東日本台風により増水した河川><高台まちづくりのイメージ><無電柱化された街並みのイメージ>(出典)「災害に強い首都『東京』形成ビジョン」概要版(複合災害にも対応した安全・安心な東京を実現)○こうしたハード整備によるまちづくりの歩みを着実に進め、強靭なまちをつくり上げると同時に、発災時の被害を最小限に留めるため、今回新たに問題となった感染症との複合災害にも配慮しながら、都民一人ひとりの備えや地域の活動などのソフト対策を充実させていく。○様々な災害において、刻々と変化する状況に対応できるよう、AI等のデジタルの力も最大限に活用することにより、より一層、安全で安心な東京を実現する。○日常備蓄に加え、避難先の確保や感染症対策としても有効な避難の分散化、都民や東京を訪れる人が発災時に適切かつ迅速に情報を入手できる環境の強化、さらには民間と地域が連携した取組など、様々な手段を用い、防災力を強化していく。○これまで、数多くの災害に向き合い、幾多の困難を乗り越えてきた先人たちの歩みを後世に残し、災害が発生しても犠牲者を出すことのない、安全で安心な東京の実現に向け取り組んでいく。(出典)国土交通省関東地方整備局「台風第19号に伴う出水概要」65
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