(都民とともに築き上げた「世界一安全安心な都市」東京を今後も守り抜く)○犯罪や事故、火災などに遭うことなく、健康に日々の生活を送れることは、都民一人ひとりが安心して、幸せに暮らせるまちの根幹とも言える。○英誌「エコノミスト」の「世界の都市安全性指数ランキング」において、東京は3回連続で1位に選ばれ、犯罪発生率の低さ、救急サービスレベルの高さなど様々な分野で、世界主要都市をしのぐ高い評価を受けている。○また、東京は、高い医療水準や国民皆保険などの社会保障制度に支えられ、世界の大都市でも有数の「長寿」を誇る都市ともなっている。○超高齢化、世帯の単身化、外国人居住者の増加など地域社会の様相が大きく変化し、また、都民を脅かす犯罪の巧妙化、凶悪化等が指摘されているとともに、建物の大規模化などにより消防活動の困難性は増している。さらに、新型コロナは、急速に拡大する未知なる感染症が社会機能そのものを麻痺させかねないという脅威を我々に突き付けたが、こうした中にあっても、世界に誇ってきた東京の安全安心を今後も守っていく必要がある。(感染症への対応など、時代や状況の変化に対応しながら、将来にわたって都民の安全安心を守る)<都内の刑法犯認知件数は減少傾向だが、特殊詐欺等新たな犯罪が課題に>○そのために、まず、最新テクノロジーの活用や感染症への対策など、東京の安全安心を担う警察・消防組織の機能を一層高め、新たな課題に即応できる体制を構築していく。○また、東京の安全安心は、消防団や防犯ボランティアなど、自らのまちを自らで守る都民により支えられてきた。先人たちが築き上げてきた地域の取組をデジタル技術も活用して強化を図り、次の世代につなげていく。○さらに、コロナ禍で得た教訓を踏まえ、東京iCDCの構築をはじめ、未知なる感染症の発生に即応性の高い体制を築き上げ、大学病院の集積などの東京の強みや特性も生かして、平時・有事のいかなる状況でも、誰もが必要に応じて質の高い医療を受けられ、安心して暮らせる東京をつくり上げていく。○こうした取組により、将来の世代にわたって、都民や東京を訪れる人の安全安心が守られた「世界一安全安心な都市」東京を実現していく。67(資料)警視庁「警視庁の統計」、「令和2年における特殊詐欺の状況について」、警察庁犯罪統計資料を基に作成
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