TOKYO強靱化プロジェクト
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•電気は今や必要不可欠な社会インフラである。停電に備え、各家庭に太陽光パネル、コジェネレーションシス•2019年の台風第15号では、千葉県内広域で倒木等により送電線の断線が生じ、長期間停電した。コス•火山灰は絶縁物であるが湿潤化することで碍子の表面に電気が走る「フラッシオーバ」という現象が起きる。将来的な火山噴火に備え、電柱のない「美しい街・東京」を目指す上でも、電線の地中化を推進すべき。•デジタル防災の一丁目一番地は中央政府・地方政府のデジタル空間移転である。有事のパニックを防ぐた•センシングは人の所在や空間・インフラの破壊箇所、物資配備の状況などを統合し、可視化することが重要•災害時は通常の千倍以上のトラフィックが発生すると想定したほうが良い。アクセス過多でサイトが落ちること•災害時はトイレの問題が生じる。マンホールトイレは事前の工事が必要なので、設備を事前に整えていただき•物資(消毒薬等)の事前準備が大切。•災害時はまずは救命が最優先であり、次に感染症が広がることに対して、マネジメントが重要。•発災直後は全てのインフラが途絶していて、そこから徐々に回復してくるので、時間軸を基に対応を考えるべき。•アウトブレイクの探知や、健康被害の発生を把握することに役立つので、シンプルでいいが症候群サーベランス•マンションやご自宅で療養される方を、混乱した状態の中でどのようにして把握するかが課題。•避難所の衛生管理は地元の保健師が担当するがコロナの対応を見ても保健所の負担が極めて強い。災害•避難所の配置はしっかり考えられているが、発熱の患者や感染が疑われる人がひとくくりになっている。検査を•電気や水道などのインフラの回復状況によって、避難所の運営方法が変わる。時間軸を基に対応を考えるべ東京都市大学名誉教授慶應義塾大学環境情報学部教授テム、電気自動車の導入など、可能な形で自らが電気を作り使う自助(『自産自消』)を推進すべき。ト面での問題はあるが、電線の地中化が重要である。めに、リモート分散労働環境で落ちない司令塔機能を構築することが重要である。である。も考えられる。極限状態のときに通信量は膨大になるので、どう対応するか考えておく必要がある。たい。を行う仕組みを作ることが重要。が起こった時には当然人員が足りなくなる。活用して棲み分けられればよい。き。中川聡子氏なかがわとしこ安宅和人氏あたかかずと東京iCDCメンバー

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