TOKYO強靱化プロジェクト
21/162

及び2001(平成13)年(平成20~22)年※ごく弱い湯気を確認。遠望カメラでは、悪天候のため不明の期間を除き、噴気は認められず。(気象庁HPによる)年代現象大規模噴火864~66864年6月に噴火、降砂礫多量。噴火場所は北西山腹。噴火の最盛期は噴火開始約2ヶ月程度まで。噴火1~2ヶ月前から山中のみで有感となる地震活動。十数日前から地震活動が活発化、前日には山麓でも有感となる地震増加(最大規模はM5級)。12月16日南東山腹で爆発、黒煙、噴石、空振、降灰砂、雷。その日のうちに江戸にも多量の降灰。川崎で厚さ5cm。噴火は月末まで断続的に起き、次第に弱まる。(貞観6~7)年1707大規模噴火(宝永4)年地震8月20~27日。山頂で有感地震4回(最大震度3)1987(昭和62)年2000(平成12)年地震2000年10~12月。2001年4~5月。深部低周波地震の多発8月~10年初め。GPS連続観測から地下深部の膨張を示すと考えられる伸びの変化が観測されたがその後終息3月15日22:31静岡県東部(富士山の南部付近)でM6.4。その震源から山頂直下付近にかけて地震が増加。その後地震活動は低下しつつも継続2月、北西麓の3合目付近(標高1760m)でごく弱い湯気。4月以降は認められなくなった。2008~10地殻変動2011(平成23)年地震2012(平成24)年噴気?(※)(資料)気象庁「富士山有史以降の火山活動」から抜粋して作成(出典)鹿児島管区気象台「平成25年の桜島の火山活動」(平成25年)活動経過・被害状況等・複数のケースでシミュレーションを実施。人口・資産が比較的多い地域に降灰が集中する風向(西南西風卓越)が継続すると仮定したケースでは、降灰は、神奈川県と東京都を中心に分布20(出典)内閣府中央防災会議「大規模噴火時の広域降灰対策検討WG」(令和2年4月)<条件>風向:西南西風卓越気象:降雨<凡例>道路の交通支障実線:4輪駆動車破線:2輪駆動車停電地上の鉄道運行停止<富士山の火山活動><火山噴火による降灰状況>繰り返し起きる富士山の噴火降灰時のまちの様子<国による富士山噴火時の降灰シミュレーション>➡島しょでは、これまでの教訓を踏まえ、より一層の対策を推進➡富士山の降灰に関しては、迅速な都市機能の回復に向けて道路啓開の体制構築や、宅地内の降灰処理の体制整備等が必要■島しょでの火山噴火時(これまでも繰り返し発生)■富士山の大規模噴火時(最も降灰の被害が大きくなる想定)・ガラス成分を含む灰により都内でも噴火3時間後には交通機関に影響・多摩地域をはじめ、区部の大部分で、2~10cm程度降灰・停電、道路の交通支障、地上鉄道の運行停止のおそれ・東日本大震災のがれきの、約10倍の降灰量(約4.9億㎥)富士山の灰は東京にも積もる共通の目線:噴石、降灰、溶岩流等により住民避難が必要今後の方向性

元のページ  ../index.html#21

このブックを見る