TOKYO強靱化プロジェクト
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駅出入口、通風口、トンネルを経由した浸水を第3章※将来の知見やモニタリング結果により、必要に応じて見直し・年超過確率1/20規模の降雨(現行計画の目標降雨)と同水準を維持する場合、区部において時間75㎜の1.1倍で時間約85㎜※※ 目標降雨は、今後、東京都豪雨対策基本方針の改定の過程において検討・経年的な海面上昇に対し、防潮堤延長約60kmについて優先順位を決めて段階的に整備を実施(2100年の計画天端高は現行計画から最大1.4m上昇※)・荒川、江戸川、多摩川で国と連携して高規格堤防整備を推進・増強された河川施設や下水道施設、嵩上げされた防潮堤、的確・迅速な水門開閉、対策を強化された地下街や地下鉄、防災力を向上した斜面地や岸壁等に加え、いわゆるグリーンインフラの考え方に則って自然地の遊水機能の保全活用により、浸水被害や土砂災害等の発生を食い止めている。・あらかじめ準備された段階的な避難行動や、迅速化された被害把握と情報発信により、安全な避難ができる・整備された道路網が、物資輸送の途絶を防ぎ、住民の孤立を阻止する。■低地帯や川沿い、海沿いのまちでも、風水害による不安を感じずに暮らせる。■万が一の災害に襲われても、避難する場所や経路が確保されている。29■調節池等の整備推進地下河川を含めた新たな整備手法の検討結果等を踏まえ、気候変動に対応した施設整備が推進している。■防潮堤の嵩上げ今後の海面上昇や台風の強大化に対応した防潮堤が整備されている。■高台まちづくりの加速新たな仕組みづくりのもと、救急救助等の拠点的機能を担う高台が確保されている。■地下鉄・地下街の浸水対策の推進(浸水に伴う被害拡大の防止)防ぐ止水板・浸水防止機等が備わっている。■土砂災害の不安解消人命保護の対策、代替ルート確保が進んでいる。■強風被害の回避倒壊・破損の要因除去が進んでいる。気候変動に伴う1.1倍の降雨量に対応可能気候変動に伴う海面上昇(2100年までに最大約60㎝)に対応可能(東京港)万が一逃げ遅れた場合にも、緊急安全確保先にアクセス可能目標降雨を超える場合にも、利用者の安全な避難を確保土砂災害による人命損失や孤立化を防止強風による停電や看板等の飛散事故を防止激甚化する風水害との闘いに、打ち克つ浸水対策高潮対策高台避難地下鉄等土砂災害強風対策主なまちのイメージ2強靭化に向けて2040年代に目指す東京の姿(1)激甚化する風水害から都民を守る目指す到達点(政策目標)

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