このたび、愛知県名古屋市において「アジア旅客機会議」及び「アジア旅客機フォーラム2012」を開催しました。「アジア旅客機会議」は昨年までの「実務担当者会議」から名称を改めた会議であり、「アジア旅客機フォーラム2012」は、平成14年、19年に東京で開催したのに続き今回が3回目となる一般公開のシンポジウムです。今回の会議は、多くの集客が見込め、アジア旅客機をより広く一般の方にも理解して頂く機会として、名古屋市で日本航空宇宙工業会が主催するJA2012(国際航空宇宙展)と同時開催しました。
「アジア旅客機会議」の冒頭では、主催者である東京都の秋山副知事の挨拶、開催地の愛知県産業労働部杉浦次長様から歓迎の挨拶と県の取組みが紹介されました。続いて、「中小型ジェット旅客機の開発促進」検討委員会の中橋和博座長から基調講演が行われた後、アジア各国の参加者を交えたフロアディスカッションとして「アジアが求める旅客機とその推進に向けて」と題した議論が行われ、推進のためには「共同調査研究」が必要との認識で一致し、今後の検討とされました。
午後の「アジア旅客機フォーラム」では、検討委員会の榊達朗副座長から「アジア旅客機ビジョン」について基調講演を行った後、MRJを開発中の三菱航空機、リージョナル機を運行しているFDA、台湾のAIDC社等からのプレゼンテーションが行われた他、「アジア旅客機実現に向けて」をテーマにパネルディスカッションが行われました。