講義は、初めにジャカルタ市の指導者がジャカルタ式の救助技術を研修生に教え、次に東京消防庁がジャカルタの資器材を活用して東京式を実演、指導するといった具合に進められました。資器材が普段使っているものと違ったため苦労もありましたが、ジャカルタ市の指導者も研修生も、東京の救助技術に大変興味を示し、「東日本大震災の救助活動で最も役に立った救助法は?」「救命率を上げるためには何が一番大切か?」など、たくさんの質問を受けました。また、我々にとってもジャカルタの救助技術を見る機会を得てとても参考になりました。
今回我々が伝えた「東京の救助技術」は、今後より高度な救助専門研修の中で国内に普及していくとのことです。
今回の派遣を通じて、ジャカルタ市職員の熱心な訓練風景や訓練終了後の講師への積極的な質疑を見ていると、救助方法、資器材等は違っても、救助隊員の内に秘める「どんな状況でも人を助ける!!」という熱い救助魂は同じであることを知りました。
" There is no boundary in the FIRE&RESCUE (消防救助に国境無し)"
今後、ジャカルタ市消防局との友好関係がますます深まることを期待します。