REPORT:公益財団法人東京都スポーツ文化事業団事務局 木崎
実力者同士の白熱した戦い
アジアのジュニア選手が競技力向上と相互理解を深めることを目的とした、「ジュニアスポーツアジア交流大会」が行われ、計19都市から18歳以下の選手256名が参加しました。交流試合はバドミントンと柔道が種目となっており、白熱した戦いが繰り広げられました。
バドミントンでは、決勝でジャカルタを破ったバンコクが優勝し、見事大会3連覇を達成しました。一方、柔道では日本の選手が上位を占める中、男子90kg超級でウランバートルの選手が、銀メダルを獲得し一矢を報いました。
オリンピックでもアジア勢が活躍している両競技。ここで戦った選手が、近い将来、再び東京で対戦するようなことが実現すればいいですね。
期間中は、試合のほかに、文化交流、都内観光、スポーツキャンプなども実施されました。海外の選手団が同年代の日本の学生と親睦を図る文化交流事業では、都内の中学校4校と都立高校11校が選手団を歓迎しました。着物姿の学生と一緒にうれしそうに写真を撮るなど、日本の学生のおもてなしの心に迎えられて、選手団は終始リラックスした様子。最後には、「試合で頑張ってください」「自分たちの国にもぜひ来てほしい」などお互いにメッセージを交換しながら、別れを惜しんでいたのが印象的でした。
このページのコンテンツには、Adobe Flash Player の最新バージョンが必要です。

初日には都庁の食堂にも訪れました
大会運営で苦労したのは食事でした。日本は食の禁忌が比較的少ない国ですが、海外では宗教等の理由で食事に制約があるのが普通です。そのため、選手団から事前に要望を聞き、メニューの種類を増やしたり、ベジタリアン用の食事を用意したりと入念に準備をしました。「日本の料理がもっと食べたい」「野菜を増やしてほしい」「お弁当が冷たい」などの注文はあったものの概ね好評を得ることができ、やはり食べ盛りの若い選手たちには食事が一番大切なのだと実感しました。
このページのコンテンツには、Adobe Flash Player の最新バージョンが必要です。

スカイツリーからの眺望に大喜び
私自身、初めての大会運営でしたが、大きな事故もなく無事大会を終えられたのは何よりのことでした。本大会も今年で6回目を迎え、年々充実したものとなってきています。これからも選手及び指導者の交流がより進むようなプログラムができるよう事務局として考えていきたいと思います。
|