2014年6月27日(金)、第9回実務担当者会議がトムスクで開催されました。
【会議の概要 】
開催日時 |
2014年6月27日(金) |
会 場 |
トムスク州レセプションハウス |
主 催 |
トムスク州政府 |
参加都市 |
東京、トムスク、ウランバートル |
主な議事 |
総会日程、政策対話、ANMC21展、共同事業報告 など |
視 察 |
総会におけるフィールドワーク先の事前視察 |
会議の冒頭、トムスク州のクニャゼフ副知事から、以下のようなオープニング・スピーチがありました。
実務担当者会議の様子
『実務担当者会議へようこそ。セルゲイ・アナトーリエヴィチ・ジヴァーチキン州知事に代わりまして、こちらにお集まり頂いた方々に歓迎の意を表したいと思います。9月には12の会員都市から大切なお客様をお迎え致しますが、目下それに向けて準備に励んでおります。すべてしっかりと準備を整え、トムスクにいらっしゃったお客様に十分満足してお帰り頂きたいと願っております。建設的な話し合いの場、そして興味深いテーマをご用意することを中心に進めて参ります。私たちがこよなく愛する都市や地域をご覧頂きたいと考えております。トムスクは、アジア大都市ネットワークの会員都市としては、最も北に位置しております。しかしトムスクに住む人は心が温かい人ばかりですので、ここを訪れる方、誰もが必ず居心地良く感じることができるのです。それでは、始めることに致しましょう。』
トムスクは、2012年にシンガポールで開催された第11回総会でANMC21会員都市となりました。それ以降、ジュニアスポーツアジア交流大会への選手団派遣をはじめANMC21事業に積極的に参加し、会員都市間の交流を深めてきました。副知事のスピーチは、トムスクでの初の総会開催を控え、会議の成功を目指した強い決意を表すものでした。
今回の実務担当者会議では、総会の議事となる政策対話のテーマの検討や、総会での新たな提案事項について検討が行われました。また、総会でフィールド・ワークが予定されている経済特区を視察し、総会本番での視察順序など動線を確認しました。残念ながら出席都市はトムスクとウランバートル、東京の3都市のみとなりましたが、9月の総会に向け、より具体で緻密な確認を行うことができました。
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トムスク州唯一の柔道場
子供たちは真剣に練習に取り組んでいた
さて、今回会議に出席した私たち東京都スタッフは、東京との結びつきが大変強いある場所を訪問することができました。それは、トムスク州内唯一の柔道練習場です。
訪問時、道場内にはすでに、20人程度の子供たちが練習に励んでいました。コーチの厳しい指導の下、真剣に練習に取り組む子供たち。場内は受け身をする際に発せられる「パーン」という音が響き渡り、その迫力に一同圧倒されてしまいました。
練習中の子供たちの道着をよく見ると、日本語で名前が表記されている子供がちらほら見られました。指導の合間を縫って私たちの質問に応えてくださったコーチの話から、その子供たちは去年東京で開催されたジュニアスポーツアジア交流大会の代表選手であることがわかりました。東京の高校生と交流した際に学生同士協力して作成した旗が場内に飾ってあるなど、当時の交流を今でも大切にする様子が伝わってきました。今後もスポーツを通じた子供たちの交流が進み、アジア都市間の子供たちの絆が深まることを切に願いながら、私たち東京都スタッフは道場を後にしました。
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場内に飾られていた旗は、東京の高校生と作成したもの
トムスクでの第13回ANMC21総会は、1カ月後に開催が予定されています。各都市の共通課題についての議論や、これまでの成果の共有が活発に行われ、参加都市が大きな成果を得られることを期待します。
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