会場を彩る子供たちの絵
2014年9月4日(木)〜6日(土)の3日間、ANMC21展がトムスクで開催されました。このイベントは、アジア大都市ネットワーク21(ANMC21)総会と同時に行われるもので、総会開催都市の市民に対してアジア大都市ネットワーク21を知ってもらうこと、会員都市の文化を紹介することを目的に実施しています。
トムスクの伝統的な舞踊
ANMC21展の中身は大きく4つ。会員各都市が幹事となって取り組んでいる共同事業の内容を紹介する展示、会員都市の魅力をPRするブース展示、会員都市のパフォーマーによるステージ公演、そして会員都市の子供たちが描いた絵の展示です。各都市とも限られた準備期間の中、伝統的な歌や踊りを披露したり、ブース内で特産品や観光案内を配布したりと、訪れる人々に楽しんでもらえるよう様々な工夫をしていました。
けん玉に夢中
ANMC21展での東京の取り組みをご紹介します。東京がブース制作において重視したのは、多くのトムスク市民に日本文化を体感してもらうということです。そのため、伝統的なおもちゃであるけん玉や折り紙、縁日の遊びの一つであるスーパーボールすくい、浴衣を着て東京の風景をバックに写真を撮る特設の撮影コーナーを設置するなど、「体験型のアトラクション」を例年より多く配置しました。この内容はトムスクの学生たちにとても好評で、特にけん玉に至っては、ANMC21展の開催期間中ずっと練習を続け、イベント終了時には事務局スタッフ以上に上達してしまった学生もいたほどです。また、ステージ公演では、「現代の東京」をイメージした曲芸やジャグリングを取り入れ、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて進んでいく力強い東京を表現しました。
今回、東京ブースの運営にあたっては私たち事務局スタッフだけでなく、約30名のトムスクの学生がボランティアとして設営や撤去作業、来場者への案内などを手伝ってくれました。東京から遠く離れたトムスクという場所でも、東京、そして日本に対して親しみを持ってくれている若者がたくさんいるということを知って大変感激しました。
ANMC21展は、会員都市スタッフと開催都市の住民との貴重な交流機会です。今回の交流を一過性のものとせず、継続した関係に発展させたいと強く感じた瞬間でした。
今回の総会、ANMC21展は開催都市であるトムスク州の尽力により成功裏に終えることが出来ました。トムスク州のみなさん、そして総会に参加された会員都市のみなさん、ありがとうございました!
ブースを共に運営した「チームTOKYO」
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