前回に引き続き、インターンとして本プログラムに参加した2名の大学生から、9月1日に実施された東京都総合防災訓練への海外救助隊の参加、また、視察の模様について、2人が見てきたもの、経験したことをレポートしてもらいます。
こんにちは。インターンの小野亜梨紗です。私はバンコクの医療部門からの視察者に随行し、午前中は林試の森公園で行われた医療救護活動訓練の視察に向かいました。 林試の森公園では、大規模地震が東京都を襲うというシナリオのもと、被害を受けた被災者が、各々の怪我の重症度により区分され、怪我に応じた治療を受けるという一連の流れ(トリアージ)の訓練が行われていました。訓練での被災者役は人形などではなく、全てボランティア参加者が行っていました。本物と見間違うほどのリアルな怪我のメイキャップが施され、そこに迫真の演技が加わることで、公園内は本当に数百人の怪我人で埋め尽くされているかのような緊張感が漂っていました。
こんにちは、インターンの佐藤優佳です。ここからは、バンコク・クアラルンプール・新北市からの危機管理視察者の模様をお送りします。
【研修を終えて…】
私は今回の研修を通じ、アジアの多くの都市は災害対策という重要な課題を抱えており、災害に有効な対策を行うためには、言葉や風土の違いを乗り越えた、知識やノウハウの共有が必須であるということを学びました。そしてそのようなアジア都市間の連携の一助となるANMC21のプロジェクトに関わる機会が得られたことを、とても光栄に思っています。アジアの各都市、各国間の協調の推進、そして更なる発展を切に願います。(小野亜梨紗)
これまで2回にわたりANMC21共同事業「危機管理ネットワーク」の一環として総合防災訓練参加のため来日した海外救助隊、そして視察者の活動の模様をお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか。インターンからのリポートを通じ、皆様に少しでも現場の雰囲気を感じて頂けていれば幸いです。