有機性廃棄物からのバイオガス生成支援バンコク
■ 概要
2006年にバンコク都庁(BMA)と代替エネルギー開発・効率化局(AEDE)が協力し、バンコク都内の学校40校に対し、有機性廃棄物からバイオガスを生成するプロジェクトを立ち上げた。(設置費用はAEDEが援助)。
プロジェクトは2009年にさらに40校に拡大され(設置費用はAEDEが援助)、現在では80校がプロジェクトに参加している。バイオガスのタンクの大きさは2.5m3で、1日当たり約40キロの有機性廃棄物を受け入れることができる。バイオガスは、1日1タンク当たり2.5m3の割合で生成されることが予測されており、液化石油ガスの1キロに相当する。タンク内の汚泥は液体または固体の土壌改良剤として利用できる。
■ 実施時期
■ 施策の特徴
- 代替エネルギー開発・効率化局が、バンコク都内の学校にバイオガスタンクを設置する責任を負い、技術的支援とアドバイスを行う。また、バンコク都は、バイオガスタンク設置費用を援助し、プロジェクトの業績をフォローする責任を負っている。学校は食品廃棄物を収集し、システムの運用及び維持を行っている。
■ 実績・効果
- 1. バンコク都内の学校および周辺の有機性系廃棄物の削減
- 2. 調理用ガスおよび学校敷地内の土壌改良調整剤の提供
- 3. 次世代の生徒に伝えるべき実践、知識、気付きの促進
■ 費用
- BMAが援助した設置費用は220万バーツ、AEDEが援助した実現可能性調査費用は380万バーツ。
■ 本件問合先
- バンコク都環境局
(電話番号)+662-2460687
(メールアドレス): wontana@yahoo.com
■ 関連リンク