運河ルネサンス東京
■ 概要
- 「運河ルネサンス」とは新たに「観光」の視点から運河の役割を見直し、大都市の貴重な水辺空間として運河の利活用を進め「水の都東京の再生」を目指す取組。
【背景】
東京港には延長60kmにおよぶ40箇所の運河がある。かつて、運河は、東京港で陸揚げされた貨物を「はしけ」により内陸部に運ぶ等物資輸送に欠かせないものだった。しかし、近年では道路網の整備によりトラック輸送が主流となり、はしけの利用が大幅に減少している。同時に運河の背後地では工場や倉庫から商業・業務・住宅など都市的な土地利用へと変化している。
【目標】
地域のまちづくりと一体となって、「観光振興に資するにぎわいの創出」「新たな運河利用の発掘や魅力の向上」「周辺地域の活性化」を推進
【取組内容】
「水域占用許可の規制緩和」「地域における合意形成」「民間活力の導入」など運河ルネサンス実施の課題に対応するため、東京都は平成17年3月に「運河ルネサンスガイドライン」を作成するとともに、「水域占用許可基準細目」等の改定を行い、推進体制を整備
地元地域は、この「ガイドライン」に沿って、町会や商店会などを主体とした「運河ルネサンス協議会」を組織し、「運河ルネサンス計画」を作成
東京都は「運河ルネサンス計画」が都や地元区の行政方針との適合性を確認し、「運河ルネサンス推進地区」を指定
「推進地区」では、港湾関連事業者に限定されていた水域占用許可の規制が緩和され、水上レストランなどの設置が可能
東京都においても「運河まつりなど地域の取組」や「護岸・遊歩道の整備」などを積極的に支援
現在までに5地区を「運河ルネサンス推進地区」に指定
■ 実施時期
■ 施策の特徴
- ・ 水域占用許可など規制緩和による水辺空間の利活用促進
- ・ 住民主体によるまちづくりを支援
- ・ 観光振興
■ 実績・効果
- 運河ルネサンス推進地区を5箇所指定し、規制緩和による魅力ある運河の創出
- ・水上レストラン設置
- ・運河カフェ設置
- ・レクリエーション桟橋の設置
- ・コミュータ航路の開設
■ 本件問合先
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港湾局港湾整備部計画課環境計画係
(電話番号) 03-5320-5613
(メールアドレス) S0000524@section.metro.tokyo.jp
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