アジア大都市ネットワーク21（ANMC21）

水道の漏水率3.0%を達成　－漏水防止対策－東京

■ 概要

東京都では、漏水防止対策の推進により、６０年前には３０％以上あった漏水率を、２００９年には３％に低減させた。
この対策の結果、年間約３億３千万ｍ³（人口２５０万人規模の都市の水道使用量に相当）の漏水防止を実現。
また、温室効果ガスである二酸化炭素排出量を年間約６万５千トン削減する効果も生み出している。
このように漏水防止対策は、貴重な水資源の有効利用のみならず、地球温暖化防止にも有効な対策でもある。

漏水率の推移

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■ 実施時期

• 2009年度実績

■ 施策の特徴

以下の３点の施策に戦略的に取り組んでいる。

• 水道管の計画的な取替や管の材質性能の向上（配水管及び給水管）
  ・　配水管について、強度が高く、耐震性に優れ、かつ内面がライニングされているダクタイル鋳鉄管への計画的な取替えを推進 ・　漏水事故の主な発生源である給水管を、脆弱な鉛管から強度に優れるステンレス管への取替えを推進
  
  

  耐震性継ぎ手を有するダクタイル鋳鉄管（デモ）

• 漏水の早期発見と迅速な修理
  
  ・　東京都内を約6,800ブロックに区分し、ブロックごとの漏水の有無を調査、修理を実施 ・　熟練した職員が、最新の機器を用いて２４時間体制で対応

  電子漏水発見器を用いた漏水調査(地下漏水防止対策)

• 漏水防止関連技術の開発 ・　「管内調査ロボット」の開発など、最新技術を活用した技術開発に積極的に取り組む。

■ 実績・効果

• ・ 1949年度実績と比較して、年間約３億３千万ｍ³の漏水防止を実現
• ・ 二酸化炭素排出量を年間約６万５千トン削減

■ 本件問合先

• 東京都水道局総務部調査課海外調査係
  （電話番号）　03-5320-6336
  （メールアドレス） international_affairs@waterworks.metro.tokyo.jp

■ 関連リンク

• http://www.waterworks.metro.tokyo.jp/index.html