アジア大都市ネットワーク21では、ジャカルタにおいて「第5回アジア危機管理会議」を開催しました。「災害時の大都市機能の維持と被害の軽減化」をテーマに、7都市から約60名の専門家が参加し、各都市の関心の高さが反映する結果となりました。中でも、スマトラ沖地震や津波、大洪水などの甚大な被災経験を持つジャカルタの各機関からの報告には、各都市から高い関心が寄せられました。 |
「第5回アジア危機管理会議」スケジュール | ||
10月24日(水) | 本会議(ジャカルタ ニッコーホテル) テーマ:「災害時の大都市機能の維持と被害の軽減化」 |
本会議の様子 |
10月25日(木) | 視察 (危機管理センター、地震津波警報システム) |
■出席者(各都市の危機管理に関する専門家) |
【主催都市】ジャカルタ特別市(32名) |
【参加都市】6都市(25名) ハノイ、クアラルンプール、ソウル、シンガポール、台北、東京 東京(幹事都市/知事本局、総務局総合防災部、警視庁、東京消防庁) |
■10月24日(水)本会議 | |||||
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■10月25日(木)視察 | ||||||
1 危機管理センター 2 地震津波警報システム |
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■成果 |
(1)各都市における総合防災訓練の実施と成果をはじめとするさまざまな対策を紹介し、危機管理能力の一層の向上と連携の強化に向けて活発な議論が行われました。 (2)今後の取組の方向性として、中期計画(平成19~22年度)を新たに策定し、情報連絡体制の迅速化や各都市が主催する防災訓練への相互参加などの取組を通じて、災害発生時における都市間支援のしくみづくりをめざしていくことに合意しました。 ※東京都からは、毎年9月に行われる総合防災訓練への各都市からの積極的な参加を呼びかけました。 (3)2008年の第6回アジア危機管理会議はクアラルンプールで開催することに合意しました。 |