各都市の首長などが出席し、原則として、毎年1回「総会」を開催しています。
■第7回クアラルンプール総会 クアラルンプール宣言に関する議長コメント
【序論】
ANMC21第7回総会の開催都市として、すべての参加都市に対し会議への貢献、考え、アイディアを出していただいたことにお礼を申し上げる。
皆様方には、総会を通じ、またANMC21共同事業の実施報告、洪水対策に関する政策対話、スポーツ振興の特別報告で貢献をしていただいた。
すべての参加都市が確固たる決意の下、惜しみない協力、参加をしたことで、この会議が成功を収めることができた。
【クアラルンプール宣言】
・ 今朝全参加都市がクアラルンプール宣言を起草し、採択した。
・ そこで私の方から、クアラルンプール宣言の内容について簡単にご説明する。
・ バンコク、ジャカルタ、マニラ、ソウル、シンガポール、台北、東京、そしてクアラルンプールの代表
は、共同事業のネットワークを通じ、深い社会的・経済的連携を構築するために私たちの関係・協力を
強化することを目指す。
・ 議論を通じて得られた全体的、また共通の理解に基づき、すべての参加都市は次のことを宣言する:
・ 参加都市は、共同事業の実施を通じ、アジアの大都市間のさらなる連帯、協力を進め、地域の平和と
繁栄を分かち合うというANMC21の目的を確約し、継続して支持する。
【共同事業実施報告】
・ 2001年にANMC21が設立されて以来、参加都市は中小型ジェット旅客機の開発促進やアジア危機管理ネット
ワークなどの共同事業の実施を通じて着実に成果を上げてきた。
・ さらに昨年は「共同事業の見直し」が行われ、事業をさらに実効性のあるものにするための取り組みや方向付
けがまとめられた。
・ 見直しに基づき、参加都市は各事業の目的を定義するために中期計画を決定し、共同事業を着実に実施し、
実施後には評価を行って事業をさらに進め開発するために協力することに合意した。
・ 特に、新型インフルエンザの大流行が喫緊の課題となる可能性を受け、参加都市は共通の危機感を新た
にし、その脅威に効果的に取り組むために協力することに合意した。
さらに、「廉価で安全かつ短期に建築可能
な住宅技術プロジェクト」をANMC21で行うことを決定した。
【政策対話:洪水対策】
・ 各加盟都市は着実な取り組みや革新的アイディアを通じて、洪水防止及び防災に向け対策を講じている。
【特別報告:スポーツ振興】
・ スポーツ振興は市民の健康を維持し、児童の健全な発達を促すだけでなく、都市や観光の活性化をもたらす
効果もある。
・ 「スポーツ振興」の特別報告に関して、多くの建設的な発表や報告が参加都市から行われた。
・ 参加都市は、台北が主催するデフリンピック2009、シンガポールによる2010年の第1回夏季青年オリンピック、
エンジョイジャカルタバスケットボール2009、ジャカルタ国際10K2009が成功を収めるよう協力する。
・ 東京は2016年のオリンピック・パラリンピックを開催する候補都市の一つとして選ばれており、我々は
招致活動を支援する。我々は種々の国際スポーツ行事を主催して世界にアジアの魅力と可能性を知ってもら
い、アジアの世界的なアイデンティティを高めていく。
・ 加盟都市はANMC21の活動を通じて、アジアにおけるスポーツ振興や交流をさらに推進する。
【ANMC21第8回総会の開催都市】
・ ANMC21第8回総会は2009年適切な日にバンコクで開催する。
以上