アジア大都市ネットワーク21（ANMC21）

マニラ首都圏は8,850万人のフィリピンの約15％の人口を抱えています。域内には、夕暮れの景色が美しいことで世界的に有名な天然の港、マニラ湾が位置し、パッシグ川の川岸には豪奢なフィリピン大統領の公邸であるマラカニアン宮殿がそびえ立っています。マニラ首都圏はフィリピン共和国の首都でもあります。　都市の表情は多彩で300年以上に及ぶスペイン統治時代に持ち込まれたスペイン文化、50年間のアメリカ統治の影響を、教会、公園その他歴史的地域や観光地に見ることができます。マニラ首都圏は、16市１町からなり、各市等では独立して行政運営が行われています。これらの地域には国全体の私企業、文化・医療機関が多数集積しています。

都市総面積：　636ｋm²

自然環境：　ルソン島の中央に位置、西にマニラ湾を臨む。パッシグ川河口付近の平らな扇状地 　　　　　　　　 に位置し、東のマリキナ谷を囲む荒涼とした高地へと続いている。

気候の特徴：　熱帯性気候 / 年平均気温26.5ºC

都市問題：　交通渋滞 / 都市貧困層 / 大気汚染 / 下水処理・ゴミ問題

都市計画：　ライト･レール･トランジット（ＬＲＴ）システムを含め、都市交通サービスの改善と 　　　　　　　　 在来線の近代化に尽力している。

主要な民族・言語：　マレー系 / フィリピノ語、英語

人口（2007年）：　11,550,000人

概要：　大部分の産業、卸売・小売通商、第三次産業の本拠地。民営化に積極的で民活形式の 　　　　　インフラ整備進む。

主要な産業：　商業、金融業、情報産業、サービス業