■ジャカルタ総会の議事概要 | |
■11月22日(月) | |
【開会】 ・ジャカルタ スティヨソ知事の挨拶 ・石原東京都知事の挨拶 ![]() |
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【共同事業の報告】 ・17の共同事業の中から、以下の9つの事業についての事業の実績と成果が発表された。 「中小型ジェット旅客機の開発促進」(報告都市:東京) ・本年10月、クアラルンプール市で開催された共同事業別会議において、アジアのおける100席前後の 航空機需要の拡大、航空機開発と生産能力のポテンシャル、既存旅客機との差別化戦略とマーケティング などについて意見交換が行われ、アジア大都市が世論を喚起し、それぞれの政府や産業界への積極的な 働きかけが必要であることが報告された。 「アジア遠隔教育プロジェクト」(報告都市:東京) ・本年7月に、ANMC21として初の試みとなるテレビ会議による実務担当者会議を開催し、今後のプロジェクト の取組方針や教材の配信方法、また、東京における事業の推進組織として本年3月に設立された 「東京CAN-U」の概要などについて報告された。 「アジア舞台芸術祭」(報告都市:ハノイ) ・2004年10月1日から6日までハノイで開催されたアジア舞台芸術祭(北京、ハノイ、ソウル、台北、東京が参加 し、3会場で10の講演が行われた。)について報告があった。 「ウェルカム・アジアキャンペーン」(報告都市:東京) ・本年9月にデリーで開催された「第3回アジア観光促進協議会」において会員都市が共同して旅行者を誘致するための方策を協議したこと、今年新たにポータルサイトを開設し、イベントカレンダーを掲載していることなど が報告された。 「都市マネジメント国際センター」(報告都市:クアラルンプール) ・「持続可能な都市マネジメントのための統合化された都市計画」をテーマとした コースが、2004年8月29日から9月5日にかけて開催され、24名の参加者があったことが報告された。 ・今後の活動として、2004年には12月に「廃棄物」のプログラムが、2005年には3月に「交通システム」、 8月に「持続可能な都市マネジメントのための統合された都市計画」、12月に「保健・衛生」のプログラムが 予定されていることが報告された。 「ヒートアイランド現象の防止及び抑制」(報告都市:北京)及び「立体緑化による修景事業」(報告都市:北京) ・2004年6月22日から25日まで、北京において第1回のシンポジウムが開催され、50名以上の専門家が参加し、 最新の調査方法や技術についての情報交換を行ったことが報告された。 「危機管理ネットワーク」(報告都市:台北) ・2004年9月19日、20日に台北で第2回アジア危機管理会議が開催され、ジャカルタ、ソウル、シンガポール、 東京、台北から22人が参加し、「大都市エリアにおける危機管理システムの強化」をテーマに意見交換が 行われたことが報告された。 「自動車排出ガス対策ネットワーク」(報告都市:東京) ・ウェブサイトによる情報交換に加え、本年11月にデリーで開催された実務担当者会議において、東京都の ディーゼル車規制の取組など、各都市の自動車排ガス対策の現状と成果、最新の排ガス対策技術等に ついて情報交換が行われたことが報告された。 |
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【その他、下記の共同事業が共同事業報告書により報告された。】 ・資源リサイクルの促進 ・上下水道の管理技術や経営手法(水道の事業経営及び管路技術) ・上下水道の管理技術や経営手法(下水道維持管理技術者研修(短期・長期)) ・公共交通機関総合計画の策定支援 ・職員等の相互養成 ・エイズ診療従事者臨床研修 ・地震に強いまちづくりに関する研修及び共同研究 ・ 女性の社会参画 ・アジアのビジネス及び投資促進プロジェクト |
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【新規共同事業の提案】 シンガポールから提案のあった「アジアの若者の交流」及び東京から提案のあった「アジア感染症対策 プロジェクト」が新たな共同事業として採択された。 ・「アジアの若者の交流」(幹事都市:シンガポール) アジアの将来を担う若者(16~20歳)が集い、宿泊キャンプ等を通じて様々な学習や作業を共同して行うこと により、自己発見や起業家精神を涵養する。 ・「アジア感染症対策プロジェクト」(幹事都市:東京都) アジアでは、SARS、鳥インフルエンザなどの新興感染症が新たな脅威となってきている。 そこで、 アジア大都市の保健医療現場をダイレクトにつなぎ、感染経路や患者症状の詳細データ等の情報を交換 する。 |
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【特別報告「アジア大都市の感染症対策と連携」
】 ・感染症対策をテーマに、東京、バンコク、北京、ジャカルタ、ソウル、シンガポールから、各都市で最近流行し、 また現在流行中の感染症について、被害の状況、対応策、予防・鎮圧にあたっての困難な点等の報告が 行われ、その後、各都市が意見交換を行った。 ・サーズの発生に関する誤った報道がなされたため、観光産業が大きな損害を被った事例が報告され、 より正確な情報伝達の必要性が訴えられた。 ・ANMC21のネットワークを活用してより多くの情報をより迅速に伝達すべきとの意見があった。 |
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【政策対話「技術・文化・人材交流によるアジアの発展」】 ・技術・文化・人材交流をテーマに、デリー、ハノイ、クアラルンプール、台北、東京がプレゼンテーション を行った。 ・都市問題を解決するため、会員都市間で職員や専門家を交換したり、ANMC21のウェブサイトを活用しての 情報交換を促進すべきとの意見が出された。 |
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【次回開催都市の決定】 ANMC21第5回総会は、北京において2005年に開催し、また、2006年ANMC21第6回総会の開催については、 台北に優先権が与えられることが決定された。 |
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■11月23日(火) | |
【ジャカルタ宣言の採択】 ・会議の結果をまとめ、ジャカルタ宣言を採択した。 ![]() ・北京市を除く11都市が署名した。 |
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【参加都市代表によるコメント】 ・参加都市代表によるコメント ![]() |
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【ANMC21展視察】 |