■台北総会の議事概要 | |
■4月13日(木) | |
【開会】 ・陳水扁総統の挨拶 ・馬 英九 台北市長 ・石原東京都知事の挨拶 ![]() |
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【共同事業の報告】 共同事業の報告18の共同事業の中から、以下の9つの事業を取り上げ、事業の実績と成果を報告した。 「中小型ジェット旅客機の開発促進」(報告都市:東京) ・昨年9月、ジャカルタ市で開催された共同事業別会議において、アジアにおける100席前後の航空機需要の高まり、アジアの航空機開発メーカーの国際共同事業開発への意欲、日本のイニシアチブへの期待、などについて意見交換が行われ、今後も各都市との連携を深めながらアジアにおける100席クラスのジェット旅客機の実現に向けた活動を行っていきたいと報告された。 「アジア遠隔教育プロジェクト」(報告都市:東京) ・昨年6月、テレビ会議による実務担当者会議を開催し、今後、首都大学東京とアジアの大学が連携して大学間ネットワークを構築し、このネットワークを活用した様々な遠隔教育の取組を行うことなどを報告した。 「自動車排出対策ガスネットワーク」(報告都市:東京) ・共同ウェブサイトにおいて、東京都や各都市の自動車排ガス対策の現状や最新の取組状況について情報交換が行われていることが報告された。 「アジア感染症対策プロジェクト」(報告都市:東京) ・昨年9月、東京で第1回アジア大都市感染症対策プロジェクト会議を開催し、各都市の行政機関、研究機関、医療機関の間をダイレクトに結ぶ感染症情報ネットワークシステムの構築や、治療方法や予防対策に関する共同調査・研究を実施していくこと、平成18年の会議は8月に台北で開催することなどが報告された。 「ウェルカム・アジアキャンペーン」(報告都市:台北) ・昨年11月に台北で「第4回アジア観光促進協議会」を開催し、会員都市の外、民間業者を交えて旅行者誘致のための方策を協議し、ポータルサイトを活用したイベントカレンダーの掲載など、今後も各都市が連携して様々なキャンペーンを行っていくことなどが報告された。 ・なお、石原知事は、東京がオリンピック招致を目指し、そのプレイベントとして来年2月に東京大マラソン祭りを開催するので、各都市からも多数のランナーの参加をお願いしたいと発言した。 「都市マネジメント国際センター」(報告都市:クアラルンプール) ・2004年から2005年にかけて「水道・公衆衛生」「持続可能な都市マネジメントのための統合化された都市計画」など計6回のコースが開催されたことが報告された。 ・2006年の活動として、3月に「都市交通」のコースが実施されたほか、6月に「持続可能な都市マネジメントのための統合化された都市計画」、9月に「健康・公衆衛生・排水」のプログラムが予定されていることが報告された。 「危機管理ネットワーク」(報告都市:ソウル) ・2005年9月8日、9日にソウルで第3回アジア危機管理会議が開催され、7都市(計41人)が参加のもと、ソウル市総合防災センターや防災訓練など危機管理関連の視察を行うとともに、「首都圏における危機管理体制と市民ネットワーク」をテーマに意見交換が行われたこと、2006年にシンガポールにおいて、第4回アジア危機管理会議の開催が予定されていることなどが報告された。 「アジアのビジネス及び投資促進プロジェクト」(報告都市:ハノイ) ・2005年にハノイで開催された投資貿易観光協力フォーラムなど、これまでの取組状況が報告された。 「アジアの若者の交流」(報告都市:シンガポール) ・2005年にシンガポールで3泊4日の宿泊キャンプが開催され、3都市の若者が参加し、体験的活動やワークショップなど若者の企画により様々なプログラムが行われたことがことが報告された。 ・今後、事務局と協議しながら、事業の再構築について検討していくことが報告された。 その他、下記の共同事業が共同事業報告書により報告された。 ・アジア舞台芸術祭 ・資源リサイクルの促進 ・上下水道の管理技術や経営手法(水道の事業経営及び管路技術) ・上下水道の管理技術や経営手法(下水道維持管理技術者研修(短期・長期) ・公共交通機関総合計画の策定支援 ・ 職員等の相互養成 ・ エイズ診療従事者臨床研修 ・地震に強いまちづくりに関する研修及び共同研究 |
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【共同事業のレビュー
】 ・ANMC21設立以来4年を経過し、共同事業の着実な推進と成果が見られているが、事業の一層の充実を図るため、事務局が各都市の意見を聞きながら共同事業のレビューを行い、次の総会で報告することとした。 なお、北京が幹事都市を務めていた「ヒートアイランド現象の防止及び抑制」「立体緑化による修景事業」の2事業については、東京が幹事都市を継承して事業を継続し、事業内容の改善を図っていくこととなった。 |
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【政策対話「ITの活用による都市機能の充実と市民サービスの向上」】 ITの活用をテーマに、デリー、ジャカルタ、シンガポール、台北及び東京から報告が行われ、その後、各都市が意見交換を行った。 石原知事の発言のあらましは次のとおりである。 「日本の技術は、トロン、ICタグ、モバイル端末などでIT社会をリードしている。東京都 では、優れたIT技術を実際の街で活用する「東京ユビキタス計画」、IT部門を支える ナノテク分野の研究開発を支援する東京ナノテクセンターなどの施策を進めている。 日本が開発し、東京が活用しているITの技術・情報を提供するので、各都市でも是非活用していただきたい。」 |
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【次回開催都市の決定】 ANMC21第6回総会は、2007年11月にマニラにおいて開催することが決定された。 |
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■4月14日(金) | |
【台北宣言の採択】 ・会議の結果をまとめ、台北宣言を採択した。 ![]() |
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【参加都市代表によるコメント・共同記者会見】 参加都市代表によるコメント ![]() |